明治時代の印刷物 − 文明開化の頃のデザイン −
◆◆  引札 : 金川(かながわ)その3  ◆◆ 


戻る  -  福渡・建部・金川の一覧へ  −  次へ
※ 記載文字
 薬種洋酒各国有名諸売薬
 化粧品染草太物質古物

 金川駅
  俵屋薬舗
※ 参考
 明治31(1899)年の発行となっており、明治期の金川駅付近に存在した商店と推測される。
 薬、酒、化粧品、質屋、と多彩な商品を販売しており、小さなスーパーを連想させる。
 俵屋とあるが、商標は、「金川その1」「金川その2」で紹介した岡商店と同じである。
 地元の人の話では、昔は、質屋が多く、質草としては、衣類が中心であった。また、裕福な者の中には、いざというときに質屋で換金できるよう宝石類を子どもに持たていた、ということである。
 引札には、富士山を背景に梅の実を採っている婦人と田植えの風景、また、右下には、レンゲが描かれている。
明治時代の印刷物トップ   −  福渡・建部・金川  −  金川その3
 〔岡山県立図書館〕
《ご参考》デジタル岡山大百科で関連情報を検索する。
  〔 本を探す ・ インターネット上で郷土情報を視聴する ( キーワード 地図 ) ・ レファレンス事例を探す 〕