宗堂桜  岡山各地  花のいろいろ
名称 曹源寺
場所 岡山市丸山
説明 岡山藩主池田家の墓所がある曹源寺(山号は護国山)は、十一面観音を本尊とし、備前でも第一の禅寺である(県指定の史跡)。
池田綱政が元禄11(1698)年に高祖父信輝と父光政の菩提を弔い、自らの冥福をも祈るため建立した。絶外和尚を開山に迎え、上坂外記に命じ造営された。山を背にした南面平地に、造営された堂舎の東に広がる池泉回遊式の庭園は、絶外和尚と津田永忠との合作になる築庭で、江戸中期の優れた禅庭である。
− 曹源寺庫裏とサクラ (2004年3月28日撮影) −
桜の頃には観賞の人出も多い。桜はシダレザクラである。桜の向こうに円形に囲ってあるのは、ボタ ンなどの苗木である。アジサイ、ツバキ、ユキヤナギの木なども境内に植えてある。
ギャラリー
シダレザクラと舟 (2004年3月28日撮影) シダレザクラ (2004年3月28日撮影)
(バラ科)ヒガンザクラの一種。満開時には、淡紅色の花が、高い梢から地上寸前まで、滝のように垂れ下がり、とても見事である。池に浮かぶ舟にも風情がある。ヒガンザクラは、春の彼岸の頃、葉より早く美しい花をつける。岡山あたりではやや遅れるようであるが比較的花期の早い花である。コヒガン、エドヒガンなどと言われることもある。
ウスモミジ (2004年11月3日撮影) 秋のサクラ (2004年11月3日撮影)
操山を借景に閑静な美しさのなか、中央の奥にひっそりと薄く紅葉した木があった。 友人が桜を見せたいというのでついて行った。息を呑むすごさというと少し大げさだが、初めて見た11月の桜である。
参考文献
 岡山県大百科事典       岡山県大百科事典編集委員会 1980
 岡山県自生植物目録      大久保一治著           1989  347p
 岡山花の名所百選       山陽新聞社出版局編       1996  157p
 続岡山を歩く           岡山徒歩の会編          1996  224p
 香りの草花ハーブ        大塚みゆき監修          1999 143p
 花ごよみ花だより        八坂書房編             2003   397p
 咲く順でひける四季の花辞典 鈴木路子監修           2004   335p
 花の名前辞典          浜田豊彦監修            2005    319p
 花ごよみ365            八坂書房編            2005   396p
「花おりおり」1-10巻        湯浅浩史 文 矢野勇ほか    2000-2006
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〔岡山県立図書館メディア工房〕
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