宗堂桜  岡山各地  花のいろいろ
名称 宗堂桜
場所 赤磐郡瀬戸町宗堂
説明 昭和31(1956)年に岡山県の天然記念物に指定された特殊なヤエザクラ(八重咲きサトザクラの一種)である。花弁約60枚のうち、内側の20枚ほどが反転している。開花は4月中旬頃。地元で保存と増殖活動が行われ、現在妙泉寺跡の広場に大小80本が植えられている。
− ソウドウサクラ (2003年4月19日撮影) −
(バラ科サクラ属)中心の花弁が反ってオシベ等が隠れている。美しく繊細な八重のサクラである。直径3cmほどの淡紅紫色の花弁をつけるが、中心部分は、曲がって開ききっていない。この花には、若き雲哲上人の殉教を悲しんだためこのような咲き方になったという伝説がある。
ギャラリー
桜園地 (2003年4月19日撮影) 園地内の立札 (2003年4月19日撮影)
妙泉寺跡地に植えられた多くの里桜など。 宗堂桜の由来が立てられている。
ヤエザクラ (2003年4月19日撮影) 宗堂山妙泉寺跡 (2003年4月19日撮影)
同じ場所に植えてあった他種の八重桜。中心のメシベ等が隠れず見えている。 桜の木の間に妙泉寺跡の看板が見える。江戸初期の日蓮宗不受不施派妙泉寺の跡である。
参考文献
 岡山県大百科事典       岡山県大百科事典編集委員会 1980
 岡山県自生植物目録      大久保一治著           1989  347p
 岡山花の名所百選       山陽新聞社出版局編       1996  157p
 続岡山を歩く           岡山徒歩の会編          1996  224p
 香りの草花ハーブ        大塚みゆき監修          1999 143p
 花ごよみ花だより        八坂書房編             2003   397p
 咲く順でひける四季の花辞典 鈴木路子監修           2004   335p
 花の名前辞典          浜田豊彦監修            2005    319p
 花ごよみ365            八坂書房編            2005   396p
「花おりおり」1-10巻        湯浅浩史 文 矢野勇ほか    2000-2006
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〔岡山県立図書館メディア工房〕
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