西大寺鉄道−画像
6.長利駅 (ナガトシエキ)


(両備ホールディングス提供)
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◆画像解説 : 

 もとは、「岩間〔いわま〕駅」といったが、大正3(1914)年に西大寺鉄道が国鉄と連帯運輸を行うにあたり、名前が紛らわしいということで「長利駅」に改称された。
 百間川をはさんだ対岸の山腹に、最明寺〔さいみょうじ〕というお寺(備前48ヵ寺の1つ)があり、その境内にある桜は、「岩間の桜」といわれ、夜桜の名所であった。
 地元の方の話によると、かつては、時期になると花見客の列がとぎれなることがないほどにぎわっていたそうだ。
 なお、現在は、桜は枯れてしまい、残っていない。

 
 (現在の最明寺)                 笄〔こうがい〕の井戸
 付近には、笄の井戸という場所もある。
 ここのいわれとして、天正時代(16世紀後半)に宇喜多直家に攻められ、落城した付近の山城の城主(正木大膳)の内室と姫君がこの井戸に身を投げたのち、供養を行ったところ、井戸の水面に、くし・こうがいが浮かび上がってきたという故事にちなんで名づけられたと看板には、説明がある。

◆参考文献
 『西大寺鉄道五十二年の歩み』 両備バス株式会社/編 (1962年)
 『岡山文庫 操山を歩く』 谷淵 陽一著 (2003年)
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〔岡山県立図書館〕

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