護国山 曹源禅寺 | |
曹源禅寺の日曜坐禅会に参加して10年ほどになります。その間多くのことを見聞きしながら 写真を撮り続けてきました。 これは、曹源禅寺の住職原田正道老師のご厚意とご指導のお陰であり心から感謝申し上げ ます。 また、当寺の修行僧・近郊の世話役の方々や坐禅の同好の士にも多々お世話になっている ことに併せて厚く御礼申し上げます。 |
(1) 国史跡としての曹源寺 | |||||||||||||||||||||||||
曹源禅寺について概要の紹介をさせて戴くとすれば、当寺の総門に向かって右にある 岡山市教育委員会の「国史跡 岡山藩主池田家墓所」という標識が適当でありましょう。 それを次に示します。
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− 総 門(平成12(2000)年4月16日撮影 − | |||||||||||||||||||||||||
(2) 護国山曹源禅寺十境 | |||||||||||||||||||||||||
護国山曹源禅寺には創設当時の背景を表したものに「護国山曹源禅寺十境」があります。 本堂と小方丈をつなぐ通路となっている入り口があり小方丈側に下図の掲示があります。 つまり、当寺境内は広大で二十六町歩の山林に囲まれた平地七千坪もあり、その境内は 南面して児島を遠望し(「南明海」「金甲島」)、児島湾には干拓による豊かな美田が眼前に 眺められ(「群鶴田」)、海に開かれた立地を有し、岡山市内にありながら奥深く物静かな景色 で特に背山の最高峰の「萬歳峰」及びその萬歳峰を形成する聳え立つ巌の「百丈巌」、山中 には藩主が江戸参勤交代の目印として建立された三重塔、その傍らに当山鎮護の主たる、 八幡菅神を祀る「知津廟」(チシンビョウ、注:現在喪失)、書院庭園の「曹源水」、および 「亀齢池」、草木の鬱蒼と茂る庭園の背山の「萬松岡」、山中より流れ出る渓谷「臨済河」等 創建当時十境の景勝が挙げられています。 |
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− 十境(平成20(2008)年3月2日撮影 − | |||||||||||||||||||||||||
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