大正15年5月 岡山市写真帖
 名勝舊蹟(旧跡) 3 / 雑事 1
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◆文字 名勝舊蹟(旧跡) 3 / 雑事 1
▲伊木三猿斎の墓  国富少林禅寺境内

▲牧野権六郎の墓  瓦町景福寺境内

▲森々庵松後の墓  門田青龍山松琴寺東南山中
 行幸堤   花畑
 銭屋敷跡  二日市(寛永中池田家の鋳銭蹟

雑事

(い)劇場寄席及び活動写真館、玉突場

▲岡山劇場  電車柳川停留場の南約一町、磨屋町柳川筋に在り
本市に於ける劇場としては第一位を占め、規模最も宏大に設備も
亦完全なり。新旧の演劇を替る替る興行し。年中殆ど休演するこ
となく、常に大入を為す。

▲千歳座  西中山下に在り。年中大抵節劇を演ず。

▲柳川座と旭座  柳川座は野田屋町に在り。旭座は西中島町に
在り。前者は観覧料の低廉を以て、後者は旭東唯一の劇場として
共に相当の観客を得つゝ新旧両派の劇を演ず。

▲高砂座   大雲寺町に在り。岡山劇場の未だ成らざりし前は、
劇場として首位を占めしが、今は彼に数籌を輸することとなりし
も、尚ほ市内屈指の劇場として知らる。

▲大福座  新西大寺町に在り。岡山唯一の寄席にして、講談、
浮れ節、浪花節、手踊、浄瑠璃等を取り替へ引き替へて之を演ぜ
り。

◆説明◆参考文献
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 〔岡山県立図書館メディア工房〕
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