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日本の街路樹に使われている種類
質問内容
回答内容
一番多い種類がイチョウ。2位がサクラ類。3位はケヤキ。
①は国土交通省の国土技術政策総合研究所が2007年に行った調査結果を基に、記事が作成されている。1位のイチョウは57万本。2位のサクラは49万本。3位のケヤキは48万本。
全国を10地域にわけ、その地域別で多い街路樹も載っている。
また、1987年、1997年、2007年の街路樹の上位5種の移り変わりもわかる。
街路樹の役割としては「新緑や紅葉、花が季節の変化を知らせ、景観を豊かにする」「野鳥や昆虫のすみかや通り道となり、生きものをはぐくむ」「二酸化炭素(CO2)や車の排ガスを吸収し、酸素(O2)を放出する」「強い日差しを防ぐ木陰をつくり、路面の温度上昇をおさえる」「歩道と車道が分けられ、歩行者と車の通行の安全性が高まる」という5点が挙げられている。
②は各樹木ごとに特徴が書かれている。イチョウのページを開くと「イチョウは大気汚染に強く、丈夫な木なので、都会を中心に街路樹として日本一多く植えられています。」との記述がある。
③には、街路樹として使われる種の移り変わりが大まかに述べられ、明治時代に「東京では,イチョウ・スズカケノキ・ユリノキ・アオギリ・トチノキ・トウカエデ・エンジュ・ミズキ・トネリコ・アカメガシワの10種を街路樹として定めた。」との記述がある。
並木・街路樹の効用の項目に「燃えにくい木を植えることで、地震のときの防火効果をはたしたり、根のはりが深い種を防雪・防風林として利用したりしている。」との記述がある。
並木・街路樹のいろいろという項目に「都市化の進んだところでは、スズカケノキ・イチョウ・ニセアカシアなどの大気汚染や排気ガスに強い種が植えられる。」「九州や沖縄地方では、こかげをつくり、路面上の温度を下げることも考えて、クスノキの並木があり」との記述がある。
④のURLは国土交通省国土技術政策総合研究所のもの。道路緑化率,道路緑化樹木本数,樹種等について調査を行ったものである。樹木数については平成19年3月31日の調査結果であり、調査対象道路は,一般国道,主要地方道,一般地方道である。
1987年、1992年、1997年、2002年、2007年の高木、中低木の上位10種の推移表がある。また地域別上位10種の推移表もある。
また、樹種選択は地域特性や景観、管理の難易によってなされている旨の記述がある。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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