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演算記号の成り立ち
質問内容
回答内容
①『なぜ?どうして?算数のお話』では、一問一答形式で算数の身近な疑問にこたえている。その中で、「算数の計算に使う記号はなぜできたの?」という問いに対して、「船乗りたちは、複雑な計算をすばやく行うために、いろいろな工夫をしました。その一つが、長い文章で書いた式を、記号を使って短くする、というもの。そこで使われ出したのが、演算記号なのです。最初に見た四つの記号のうち、最初にできたのは、「-」の記号です。船乗りがたるに入れておいた水を使ったとき、ここまで減った、という目印に横線をつけました。これが、「-」の始まりとされています。次にできたのは「+」です。これは、ラテン語で「そして」を意味する「et」という言葉を走り書きしたときにできた、とされます。」と絵と共に説明している。
②『たのしい!さんすうのふしぎなぜ?どうして?1・2年生』では、「もともと「+」は「et」であらわしていました。「~と」といういみです。これがだんだんかんたんになって、「+」の形になりました。」と説明している。また、「-」については、「「-」は「minus」とあらわしていました。「ひく」といういみです。これも「m」が、だんだんとかんたんになっていって、「-」になりました。」と説明している。
③『マーク・記号の大百科3』には、「〔たす〕プラスとも読む。ラテン語からできた記号といわれる。」と記載されている。また、「〔ひく〕マイナスとも読む。たるの水がここまで減ったという印からできたといわれる。」と記載されている。
④『算数おもしろ大事典』には、+については、「ラテン語のet(~と~の,との意味)の走り書きからできたといわれています。」-については、「船乗りがたるに入った水が、ここまでへったという目印につけた横線がはじまりといわれています。」と記載されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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