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FISH法
質問内容
回答内容
①『好きになる病理学 第2版』
p.97 ISH法とFISH法の解説がある。「ISHは、in situ hybridization(インサイチューハイブリダイゼーション)の頭文字をとったもので、FISHは、ISHにfluorescence(蛍光の意味)を付けたものです。」と書かれている。「ヒトの染色体に存在する遺伝子異常を検査する方法」で、「ウイルス感染、先天性疾患、腫瘍診断など」に応用されているとある。
②『遺伝学辞典』
p.164 「fluorescence in situ hybridization 〈蛍光 in situ ハイブリダイゼーション〉」の項目に、「略号FISH。分裂中期の染色体または静止期の核において、蛍光色素に結合した核酸プローブ(中略)を用いて相補的な配列を検出する方法。」とある。使用目的として、「遺伝子マッピング」、「染色体異常の同定」、「テロメア短縮」、「特定の遺伝子や染色体領域のコピー数の変化の検出」が挙げられている。
③『バイオインフォマティクス事典』
p.527 「蛍光 in situ ハイブリダイゼーション(fluorescent in situ hybridization,FISH)を用いれば、より小さな領域に限定された染色体異常を観察することができる」とある。
④『岩波 生物学辞典 第5版』
p.386 「蛍光in situハイブリダイゼーション法」の項目に「FISH法と略記。蛍光物質で標識したDNAやオリゴヌクレオチドプローブを用い、固定した組織や細胞のDNAあるいはRNAとスライドグラス上でハイブリダイゼーションさせ蛍光顕微鏡で検出する手法。」とあり、何に用いるのかが解説されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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