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たぬきねいり
質問内容
回答内容
①『科学っておもしろい!なぜ?なに?なんで?わくわくサイエンス』の、「タヌキは本当にたぬきねいりするの?」の項に、「タヌキは、敵におそわれるなど、びっくりすると、うごけなくなる場合があります。すぐに回復し、とつぜんにげだしたりしますが、それをみた人が、タヌキにだまされたとおもってできたことばが『たぬきねいり』です。このように、敵におそわれるとうごかなくなることを『擬死』といいます。」と記載されている。
②『No.1図鑑 動物』の「死んだふりNo.2タヌキ」の項に、「タヌキ寝入りは、気絶」とあり、「鉄砲の弾が当たって死んだと思っていると、しばらくして動き出し逃げていってしまうことから『タヌキ寝入り』という言葉がうまれました。実は、タヌキはおくびょうな動物で、弾が当たっていなくても、鉄砲の音だけで気絶してしまうのです。気絶からさめると逃げ出すわけで、これも『死んだふり』といえます。」と記載されている。
また、擬死について「オポッサムなどの、死んだふりをする動物は、死んだふりをしてやろうと考えて死んだふりをするのではありません。ある刺激が加わると意志とは関係なく反射的に死んだふり(擬死)をするのです。」と紹介されている。
③『夜のいきもの図鑑』の「タヌキの『寝たふり』は気絶している状態」の項に、「眠ったふりをすることを『タヌキ寝入り』といいます。この言葉が生まれたのは、タヌキは驚いたときに気絶することがあり、その様子が眠った(死んだ)ように見えることから。猟師の銃声に驚いて気絶して動けなくなり、しばらくして目が覚めて逃げていく……。そこから、わざと寝たふりをするのだろうと思われてしまったのです。でもそれはだまそうとしてでなく、タヌキがあまりにも繊細で臆病だったから。」と記載されている。
④『なりきり生きもの図鑑2』の、「タヌキ」の項に、「『タヌキねいり』は本当にする!」とあり、「タヌキは、こわがりで、とてもおどろくと気をうしなってしまいます。しばらくすると気がつきますが、長いときで1時間もそのままうごかず、てきがどこかに行くのをまちます。そのようすから、ねたふりをしている人をさして『タヌキねいり』といいます。」と記載されている。
⑤『ひと・どうぶつ行動観察じてん』の「擬死」の項に、「とつぜん大きな音がしたり、体に何かへんなものがふれたら、危険のしるし。こんなとき動物は、死んだふりをしてうごかなくなります。これは、動物の“生きのこり作戦”のひとつです。捕食者(ほかの動物をとらえ、えさにしている動物)はうごいているものをねらいます。だから、じっとしているほうが安全なことが多いのです。ひととはちあわせしてびっくりしたタヌキは、ひとの声がしなくなるまで3分間も死んだふりをしていました。そして、急におきあがり、ダッと走ってやぶの中に消えていきました。死んだふりをしているあいだは、体がすっかり硬直していますが、意識は正常で、気絶しているわけではありません。」と記載されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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