大正15年5月 岡山市写真帖
武徳殿・岡山県立図書館
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◆説明 「武徳殿」
大日本武徳会は明治28(1895)年4月、武術の作興と国民の士気を振作する目的で設立された。明治30年代半ばまでには各府県に支部が設けられ、全国組織として完成した。
これらの動きを受け明治36(1903)年3月、後楽園鶴鳴館にて岡山県支部の発会式を行った。
明治44(1911)年2月には岡山市富田町(現、岡山市富田町1丁目)に武徳殿が完成し、岡山県の武道普及の中心となっていった。
昭和26(1951)年1月、武徳殿跡地には後楽道場が竣工、岡山県警察道場として、また岡山県剣道連盟の中心道場として使用された。

「岡山県立図書館」
岡山県立図書館の前身は明治39(1906)年3月24日に設立認可、明治41(1908)年3月4日に開館なった岡山県立戦捷記念図書館である。場所は岡山市天神町(現、岡山市立後楽館中学校・高等学校)にあった亜公園跡の集成閣を改築して開館した。
大正12(1923)年4月からは岡山市西中山下(現、西中山下児童公園)に岡山県立図書館として開館したが、昭和20(1945)年6月29日の空襲で建物・図書ともに全焼した。
その後、天神山の岡山県総合文化センターを経て、平成16(2004)年9月25日に岡山市丸の内(岡山市立丸之内中学校跡)に再び岡山県立図書館として開館した。

◆参考文献 「武徳殿」について
『国史大辞典8』 国史大辞典編集委員会編 吉川弘文館 1987
『山陽新報マイクロフィルム』(明治36年3月24・25日、明治44年2月26日)
『岡山市明細地図』 大真屋美雄編 大久保翠琴堂 1911
『岡山県剣道連盟創立五十周年記念誌』 岡山県剣道連盟 2004
『岡山県警察史 下巻』 岡山県警察本部 1976

「岡山県立図書館」について
『岡山県立図書館60年史』 岡山県総合文化センター 1967
『真金倶楽部 NO.5』 岡山県総合文化センター郷土資料室 2003

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 〔岡山県立図書館メディア工房〕
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