(六十八) 【解読文】 飼料品々 町目付 惣年寄 一 象当町通候ニ付、御両老より御道中并江戸へ之 書状左之通 一筆令啓達候、 殿様倍御機嫌能可被遊御旅行、恐悦之 御儀ニ候、其御地無御別条、 御前様、若殿様益御安泰、当御地 栄光院様御同然被成御座、旁恐悦之 御儀ニ候、然者象昨日当町止宿、今日町筋 【読み下し文】 飼い料品品(しなじな) 町目付 惣年寄(そうどしより) 一 象当町通り候(そうろう)につき、御両老より御道中 並びに(并)江戸への書状左(さ)の通り 一筆敬達せしめ(令)候、殿様ますます(倍)御機嫌 (きげん)よ(能)く御旅行遊ばさるべく、恐悦(きょう えつ)の御儀に候、その御地、御別条無く、御前 (ごぜん)様、若殿様ますます(益)ご安泰、当御地 栄光院(えいこういん)様御同然ござ(御座)なされ、 かたがた(旁)恐悦の御儀に候、しかれば(然者)、 象昨日当町止宿(ししゅく)、今日町筋 |