井原沿線空の旅 − 各駅編
矢掛駅
駅の説明 駅周辺の写真 周辺の史跡・名所等
大通寺
◆大通寺(矢掛町小林)

曹洞宗の寺院で山号は、高峰山である。
 寺伝では、天平15(743)年僧行天により開設されたという。
 後鳥羽上皇の祈願所となったのち、永享10(1438)年僧良菊が曹洞宗寺院として再興した。
 のちに毛利家が祈願所とした。
 なお、境内には、寛政5(1793)年の中西源兵衛作の禅院式蓬莱庭園があり、町の名勝に指定されている。

※撮影:平成11(1999)年5月
大通寺-地上
◆大通寺-地上(矢掛町小林)

※撮影:平成11(1999)年6月
大通寺の石庭
◆大通寺の石庭(矢掛町小林)

※撮影:平成11(1999)年6月
やかげ郷土美術館
◆やかげ郷土美術館(矢掛町矢掛)

町木のアカマツを用い、周辺の景観ともなじむ美術館は平成2(1990)年11月の開館である。
 矢掛出身の書家・田中塊堂、洋画家・佐藤一章(いずれも矢掛町の名誉町民)の作品をはじめ、多くの郷土資料を展示している。
   矢掛駅から西南約650m

※撮影:平成19(2007)年3月
脇本陣付近空撮
◆本陣付近空撮(矢掛町矢掛)

※撮影:平成10(1998)年4月
旧矢掛本陣石井家◆旧矢掛本陣石井家(矢掛町矢掛)
矢掛は、山陽道の宿場町として栄え、現在でも古い町並みをよく残している。
 石井家は、矢掛宿の本陣を営むとともに、酒造業を営んでいた旧家である。
 屋敷は山陽道の南側に面し、3000平方メートルを超える敷地に、江戸中期以降の建築と見られる本陣座敷から付属室にいたるまで、ほぼ完全な形で残っており、国の重要文化財に指定されている。

矢掛駅から南西約600m

※撮影:平成19(2007)年3月
旧矢掛本陣石井家
◆旧矢掛本陣石井家(矢掛町矢掛)

正面入り口
矢掛町町並み
◆矢掛町町並み(矢掛町東部地区)

※撮影:平成10(1998)年4月
旧矢掛脇本陣高草家◆旧矢掛脇本陣高草家(矢掛町矢掛)

高草家は、寛政年間(1789から1801)以来、脇本陣に指定され、文化・文政期には、大庄屋も兼ね、「大高草」と呼ばれた旧家である。
 屋敷は、山陽道の北側に面し、2000平方メートル弱の敷地に、おおむね江戸末期の建築と見られる建物が並んでいる。
 なお、同じ宿場に本陣と脇本陣が対になって残っている例は珍しい。また、こちらも国の重要文化財に指定されている。
矢掛駅から南約500m

※撮影:平成11(1999)年3月
参考文献
矢掛町史
井原線八十八箇所納駅帳 日本文教出版 河原 馨/編著(1998年)
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〔岡山県立図書館メディア工房〕
《ご参考》デジタル岡山大百科