明治時代の印刷物 − 文明開化の頃のデザイン − |
◆◆ 引札 : 建部(たけべ)その5 ◆◆ |
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※ 記載文字 |
酒類製造 建部 梅山酒造店 |
※ 参考 |
チラシの右上は、現在の岐阜県養老郡にある養老の滝を表している。 戦前の修身の教科書にこの「養老の滝」が親孝行の題材として取り上げられており、あらすじは、「酒好きのお父さんがいたが、貧しくてお酒が買えなかった。それを見た孝行息子が、なんとかしてお父さんを喜ばせたいと、ある日徳利を持って、この滝まで来たところ、なんと滝の水がお酒になっていたので、徳利にくんで帰った。帰ってきた息子をみたお父さんは、とても喜んだ」というものである。 樽の右の赤い小さい樽は祝い樽で時代劇などに時々出てくる。 地元の人の話では、昔は、建部近辺にも、酒屋が多くあったが、当時の設備では、温度管理等が難しく、麹にカビが生えてしまい、廃業する者も多かったとのことである。 |
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