本  堂
本 堂 ホンドウ
本堂の説明  総門より石畳の通路に従って山門を経て正面に突き当たるのが本堂であります。 本堂は最も重要な核となる建物で南面で幅13間奥行10間の広さがあります。
 正面の巨額に「曹源寺」の三文字が見えます。これは山門の「護国山」と同じく綱政公自らの揮毫です。「曹源」は綱政公の法号であります。
 本堂は元禄11(1698)年5月に建立されたが、安永9(1780)年1月3日に火災にあいました。文政7(1824)年再建されたのが現在の本堂となっています。
 なお、本堂以外の建造物、即ち総門、山門、小方丈、経蔵,、鐘楼、鼓楼などは元禄11(1698)年創建のままであります。
本堂の役割  本堂はお寺では最も重要な役割を担っている建物です。
そこにはご本尊(十一面観音菩薩)、達磨大師像などが奉られ、藩主ならびに関係者の御霊が像とともに祀られています。そして長い間仏国土・備前を守護してきました。
 曹源寺では仏教の伝統を維持するために開山絶外和尚以来数々の名僧を経て現在十八世の原田正道老師まで法燈が引き継がれてきました。
 また、上記の御霊の法要のみならず、その他のいろいろな法要が催されます。
例を挙げれば修正会(シュショウエ:1月)、涅槃会(ネハンエ:2月)、降誕会(コウタンエ:4月)、達磨忌(ダルマキ:10月)、開山忌(カイザンキ:11月)成道会(ジョウドウエ:12月)等々です。その一部は行事として本ホームページでも紹介します。
 そして本堂では坐禅・法話なども行われ、修行者の修行の場としての大事な役割を果たしています。我々の日曜坐禅会も原則としてここで行われます。
 本堂正面の祭壇の両側に掲げられている掛け軸には左が「歩々是道場」右に「煉出人間大丈夫」と書かれています。鴨居の正面には「常在堂」と示されています。
本堂正面
−  本堂(平成10(1998)年9月26日撮影) −
本堂綱政公の揮毫 雪の本堂西側から
- 綱政公の揮毫 - - 小方丈側から見た本堂 -
雪景色は非常に珍しい。
本堂内正面 十一面観音像
- 本堂内正面 -
奥に本尊・歴代藩主像などが奉ってある。
- 十一面観音菩薩(本尊) -
達磨大師像 常在堂
- 達磨大師像 - - 本堂鴨居正面の額「常在堂」 -
曹源寺殿綱政公像 保国院殿継政公像
- 曹源寺殿綱政公像 - - 保国院殿継政公像 -
壽国院殿宗政公像 顕国院殿治政公像
- 壽国院殿宗政公像 - - 顕国院殿治政公像 -
観国院殿斉政公像 雄国院殿斉敏公像
- 観国院殿斉政公像 - - 雄国院殿斉敏公像 -
珠国院殿章政公写真像 津田永忠像
- 珠国院殿章政公像 - - 池泉回遊式庭園に携わった津田永忠像 -
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