行 事 (5) 坐 禅 会
坐禅会 ザゼンカイ
坐禅会の進行  坐禅会は毎週日曜日8時から9時まで本堂(時には小方丈)で行われる。原則として誰でも自由に参加できます。来た人から空いた座布団に静かに座って坐禅に入ればよいのであります。
 一斉に開始されるのは8時からであるが、開始を告げる合図が下左図の「生死事大光陰可惜謹勿放逸」の盤を作法に従い木槌で打つ音が聞こえてきます。そして坐禅は二人の修行僧の指揮に従って次の順序で進行します。
(1)白隠禅師坐禅和讃(お経)
(2)坐禅(前半)
(3)中休みの運動
(4)坐禅(後半)
(5)四句請願文(お経)
全てが9時に終了します。お経は覚えるまでは備え付けの小冊子を手にできます。
 その後、小方丈にてお茶(抹茶とお供)がいただけます。時間の許される方は自由に参加するよう修行僧から案内があります。「喫茶去(キッサコ)」という訳であります。(茶道を学んだ方はこの言葉を書いた掛け軸を見たことでしょう。)
 ここでは10時までを限度として住職の原田老師の法話が拝聴できます。法話の内容は参列者の質問が優先されています。人に応じて易しくも、深くも説いて戴けます。仏典・文献にも詳しく滔滔として引用文を語られることもあります。
 以上の全てが無料ということになっています。
(1)本堂での坐禅
坐禅会2003開山忌後
− 坐禅会(平成15(2003)年11月6日撮影) −
一般に坐禅の場の撮影は控えざるを得ません。この写真は開山忌の日の坐禅会終了後、
開山忌儀式開始前の一休みの間で撮影したものです。
坐禅会合図の木版 坐禅会小方丈掲示盤
この盤を上の木槌で打って坐禅会
の開始が告げられる。
小方丈に入ったところに掲げられている。
(2)小方丈での茶席
 坐禅後の茶席は主として小方丈で行われます。床の間を背に住職原田老師が座られ、抹茶とお茶請けのご馳走に預かれます。それにもまして老師の法話が参加者の楽しみとなっています。床の間の掛け軸が適宜替えられ掛け軸の背景や意味も教えていただけます。和やかな雰囲気の場である。老師がご不在の時には外国人修行者との会話が弾むこともある。なお、毎年最後の年末坐禅会の後、大掃除のお手伝いをさせていただいた後に、ここで「ぜんざい」が振舞われるのが慣習となっています。
夏の坐禅会茶席 冬の坐禅会茶席
- 障子が開放された夏の茶席 - - 障子を閉めてストーブの入った冬の茶席 -
抹茶茶碗1 坐禅会茶席お茶の供 坐禅会茶席抹茶茶碗2
- 抹茶と抹茶々碗 - - お茶請けもいろいろ - - 茶碗もいろいろ -
小方丈中庭東側 小方丈中庭西側
小方丈の中庭、花梨が実をつける。 小方丈の中庭、庭石に風情がある。
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〔岡山県立図書館メディア工房〕