大正15年5月 岡山県案内写真帖
4 岡山藩学校
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◆文字 岡山藩学校
岡山市西中山下に在り慶安三年旧藩主池田光政藩士子弟教養の為上道郡
花畑に設けしに始る寛文六年一度之を城内に移し尋て今の地を相し規模
を拡張す同九年工を竣つて移転し岡山藩学と称す

◆説明 「岡山藩学校」について
岡山藩が藩士子弟の教育を目的に岡山市蕃山町に設けた学校。
寛文8(1668)年藩主池田光政は津田永忠・泉仲愛を総奉行として藩学校の新築を命じ、翌9(1669)年に開校した藩学校は廃藩置県の明治4(1871)年まで存続した。
藩学校では朱子学を中心に武芸や礼法なども教え、藩士の子弟だけでなく実際には地主、村役人層の子弟も受け入れた。
講堂、校門、正門が遺存していたが、昭和20(1945)年の戦災で消失。国指定の史跡となり■池のみが現存する。

■は、左が「さんずい」、右が「半」という文字

◆参考文献 「岡山藩学校」について
『岡山藩学校史』 志賀正道著 岡山県女子師範学校 1934
『岡山藩学校と■池』 中尾寿夫著 中尾寿夫 1963
『岡山県教育史 上巻』 岡山県教育会著 山陽新聞社 1981
『岡山県の教育史』 ひろたまさき、倉地克直編著 思文閣出版 1988
『旧岡山藩学校之図』(KM110/21)
『岡山県文化財総覧』 岡山県市町村振興協会 1995

■は、左が「さんずい」、右が「半」という文字

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 〔岡山県立図書館メディア工房〕
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