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◆文字 |
特産実果 |
本県果実の産額は一箇年約三百万円にして 桃 梨 葡萄 を其の主なるも
のとす
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◆説明 |
「特産実果」について |
大正15(1926)年ごろの岡山県の生産果実は梅、無花果、枇杷、桃、梨、柿、葡萄、柑橘類である。その中でも桃、梨(日本梨)、生柿、葡萄の占める割合は大きく、大正年間通して、これらの4品目で70〜80%を占めている。
「産額は1箇年約300万円」とは、大正9(1920)年の総価額280万円のことであろう。この頃(大正年間)の各品目について見てみると、桃は白桃、梨は二十世紀、柿は富有、葡萄はキャンベル・アーリーが主要品種であったと考えられる。
なお、現在よく知られる、清水白桃、ピオーネは誕生しておらず、愛宕梨は岡山県未導入であった。
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◆参考文献 |
「特産実果」について |
『岡山県統計書 大正元年〜大正8年』 岡山県 1914〜1921
『岡山県統計年報 大正9年〜昭和4年』 岡山県 1922〜1931
『岡山の果樹園芸史』 岡山県園芸農業協同組合連合会 1963
『岡山の果物』 三宅忠一著 日本文教出版 1968
『岡山くだもの紀行』 山陽新聞社 2000
『新編原色果物図説』 養賢堂 1996
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〔岡山県立図書館メディア工房〕 |
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