大正15年5月 岡山県案内写真帖
19 神庭の滝
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◆文字 神庭の滝
真庭郡勝山町大字神庭に在り高さ三十六丈幅三丈滔々として声雷の如く
飛沫散乱して瀑下の近傍周園十歩の間近くへからす此の地両側峯屹立し
て樹秀て石峙ち時に群猿の林中に遊ふを見るへく盛夏の候と雖寒気人に
迫り肌粟を生するの感あり真に県下第一の名瀑なり

◆説明 「神庭ノ瀧」について
真庭市神庭にあり、星山(標高1,030m)に源を発する滝は3段から成り、高さ120m、幅20mとなって落下する。滝を含め下流約1kmの渓谷と両側の山が昭和5(1930)年に国の名勝として指定される。
造瀑層の非常に固い秩父古生層と下位の粘板岩との硬さの違いから浸食に差が生じ、滝が形成されたという。
滝の周辺には昔から野生猿が多数生息していたが、昭和33(1958)年に大阪大学が生態研究のため餌付けに成功している。

◆参考文献 「神庭ノ瀧」について
『岡山県名勝誌 復刻版』 高千穂書房 1975
『岡山県史蹟名勝天然紀念物調査報告 第9冊』 岡山県史蹟名勝天然紀念物調査会編 名著出版 1974
『岡山の滝』 斎藤彰男著 山陽新聞社 1991
『勝山町の文化財』 勝山町文化財保護審議会編 勝山町教育委員会 2003

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 〔岡山県立図書館メディア工房〕
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