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◆文字 |
作楽神社 |
苫田郡院庄村に在り元弘二年 後醍醐天皇隠岐遷幸の際行在せられ児島
高徳桜樹に十字の詩を題せし所と称す明治維新の後作楽神社此の地域に
創祀せらる 後醍醐天皇を奉祭し高徳の肖像を相殿に合祀せり明治十年
県社となる
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◆説明 |
「作楽神社」について |
明治2(1869)年11月27日、本殿の正面に後醍醐天皇を、脇に児島高徳を奉祀して創立とする津山市神戸(じんご)にある神社。
神社の建立地については、児島高徳の桜樹の故事にちなんで、美作の守護所と考えられる院庄館跡が選定された。
作楽神社は氏子のない神社であり、建物の維持のための経費捻出には苦労している。大規模な修理・改築には、明治14(1881)年に宮内省からの下賜にて社務所の新築、明治26(1893)年の伊藤博文・山県有朋・西郷従道らの政財界人の寄附ほかによる社殿修理、明治40(1907)年には俳優川上音二郎の寄進による拝殿の新築がある。大正15(1926)年、昭和15(1940)年には津山出身の平沼騏一郎を委員長として作楽神社保存会を再興し、それぞれ工事にあたっている。
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◆参考文献 |
「作楽神社」について |
『津山市史 第2巻』 津山市史編さん委員会編 津山市 1977
『院荘作楽香』 矢吹正則著 作楽神社保存事務所 1905
『作楽神社誌』 作楽神社社務所 1914
『作楽神社修復記念誌』 作楽神社修復期成会 1979
『桜木の宮 作楽神社史』 福田景門著 作楽神社社務所 2004
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