(十九) 【解読文】 一 太唐米 八升 内、四升程粥ニたキさまし置候事 一 湯水 一 あんなしまんぢう 五拾 一 橙 五拾 一 久年母 三拾 人足 八人 又壱人増 次馬 九疋 三月十三日長崎出立 泊 矢上 諌早 大村 彼科 武雄 牛津 神崎 田代 山家 但、坂牽候而草臥 候へ者内野泊 飯塚 木屋瀬 但、直方通り小倉 但、大里より渡海 下関 吉田 船木 小郡 宮市 富田 呼坂 柱野 小方 廿日市 海田 西条 本郷 【読み下し文】 一 大唐米(たいとうまい) 八升(しょう) 内、四升ほど粥(かゆ)にたき、さましおき 候(そうろう)事 一 湯水 一 あんなしまんじゅう 五十 一 橙(だいだい) 五十 一 九年母(くねんぼ) 三十 人足(にんそく) 八人 又一人増 継馬(つぎうま) 九匹 三月十三日長崎出立(しゅったつ) 泊(とまり) 矢上(やがみ) 諌早(いさはや) 大村(おおむら) 彼杵(そのぎ) 武雄(たけお) 牛津(うしづ) 神埼(かんざき) 田代(たしろ) 山家(やまえ) 但し、坂牽(ひ)き候てくたびれ(草臥) 候(そうら)えば(者)内野(うちの)泊り 飯塚(いいづか) 木屋瀬(こやのせ) 但し、直方(のおがた) 通り 小倉(こくら) 但し、大里(だいり)より渡海 下関(しものせき) 吉田(よしだ) 船木(ふなき) 小郡(おごおり) 宮市(みやいち) 富田(とんだ) 呼坂(よびさか) 柱野(はしらの) 小方(おがた) 廿日市(はつかいち) 海田(かいた) 西条(さいじょう、 西条四日市) 本郷(ほんごう、沼田本郷) |