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(三十七)

【解読文】

   一 人足八人
   一 馬 九疋
               小舳田八左衛門
               福井祐助
               足軽両人
               中間壱人
               稽古通詞一人
               象ニ付人夫四人
               宰領召仕壱人
               通詞召仕壱人
    右者旅籠ニ而罷通申候
       泊宿
    矢上 諫早 大村 彼科 武雄
    牛津 神崎 田代 山家 但、坂牽候而草臥候ヘ者、
                    内野泊り

    飯坂 木屋瀬 直方通 小倉 大里より渡海
       喰物


【読み下し文】


   一 人足(にんそく) 八人
   一 馬      九匹
               小舳田(おへだ)八左衛門
               福井雄助(祐介)
               足軽(あしがる)両人
               中間(ちゅうげん)一人
               稽古通詞(けいこつうじ)一人
               象に付く人夫(にんぷ)四人
               宰領(さいりょう)召使(めしつかい)一人
               通詞(つうじ)召使一人
    右は旅籠(はたご)にてまか(罷)り通り申し候(そうろう)
       泊り宿(じゅく)
    矢上(やがみ) 諌早(いさはや) 大村(おおむら) 
    彼杵(そのぎ) 武雄(たけお) 牛津(うしづ) 
    神埼(かんざき) 田代(たしろ)
    
山家(やまえ) 但し、坂牽(ひ)き候てくたびれ(草臥)
             候(そうら)えば(者)、内野(うちの)泊り

    飯塚(いいづか) 木屋瀬(こやのせ) 直方(のおがた)通
    小倉(こくら) 大里(だいり)より渡海 
       食い物