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(七十九) 【解読文】 門田庄八郎 御先歩行 内海亦兵衛 尾関直之丞 小牧文大夫 横山亦九郎 一 渡部出雲守殿より象附之者共へ状箱参 居申ニ付、御歩行使ニ而御渡させ可被成候由、 塩田伝蔵致持参、一ノ宮茶屋ニ而渡ス、返事 町会所ニ而伝蔵請取、舟戸久左衛門江相渡、 久左衛門伊木豊後江差出 一 十三日象着之前廉ニ万町より町会所迄 見分 大御目付 舟戸久左衛門 一 十四日象出足之節先達、町会所より森下 迄見分 大御目付 湯浅亦右衛門 【読み下し文】 門田庄八郎(かどたしょうはちろう) 御先歩行(さきかち) 内海亦兵衛(うつみまたべえ) 尾関直之丞(おぜきなおのじょう) 小牧文大夫(こまき*ぶんだゆう) 横山亦九郎(よこやままたくろう) 一 渡部出雲守(いずものかみ)殿より象附きの者どもへ 状箱参りお(居)り申すにつき、御歩行使いにて 御渡させなさるべく候(そうろう)由(よし)、塩田 伝蔵(しおたでんぞう)持参致し、一ノ宮茶屋にて 渡す、返事町会所(まちかいしょ)にて伝蔵受け取り、 舟戸久左衛門(ふなときゅうざえもん)へあい(相)渡し、 久左衛門伊木豊後へ差し出す 一 十三日象着(ちゃく)の前廉(まえかど)に万(よろず)町 より町会所まで見分 大御目付 舟戸久左衛門 一 十四日象出足のせつ(節)先達(せんだつ)、町会所より 森下(もりした)迄見分 大御目付 湯浅亦右衛門(ゆあさまたえもん) |