明治時代の印刷物 − 文明開化の頃のデザイン −
◆◆  引札 : 建部(たけべ)その1  ◆◆ 


戻る  -  福渡・建部・金川の一覧へ  −  次へ
※ 記載文字
 呉服洋反太物類
 並びに金物あら物商
 其の他もも引きシャツ万仕立所
 建部上之町
 高田屋事
 川端商店
※ 参考
 川端商店といい、屋号は高田屋である。
 中田(JR津山線建部駅のあたり)の上ノ町付近は、昔から、人馬の往来が盛んで、明治24(1891)年に建部が村政をしいた際も役場・郵便局・農協などが集まり、村の中心地であった。現在も、その面影はわずかだが残っている。
 それは、中田村に陣屋があったため《「建部陣屋」についてはこちら》である。
 記載文字に「シャツ」とあるが、今日、シャツを仕立てるといえば、カッターシャツのことを考えやすいが、ここでは、下着のシャツを指している。イメージとしては、ボタン付きの下着のシャツである。
 引札には、七福神の絵札が重ねられるように描かれているが、右上の白札については、不明である。
※参考文献
  『岡山県御津郡誌』 御津郡教育会 (1923)
  『岡山県大百科事典 下巻』 山陽新聞社 (1979)
  『建部町史 地区誌・資料編』 建部町 (1991)
  『建部町史 通史編』 建部町 (1995)
明治時代の印刷物トップ   −  福渡・建部・金川  −  建部その1
 〔岡山県立図書館〕
《ご参考》デジタル岡山大百科で関連情報を検索する。
  〔 本を探す ・ インターネット上で郷土情報を視聴する ( キーワード 地図 ) ・ レファレンス事例を探す 〕