寛文７（１６６７）年、津田永忠は池田光政の命により、和意谷敦土山（ワイダニアツチヤマ）に池田家の墓所を造営した。この図は墓所付近を描いたもので、主要な道筋は朱線で示されていると考えられる。図の左上から五御山、四御山（それぞれ白丸が４つある）、一御山、二御山、三御山となっている。三御山に池田光政夫妻の墓が存在する。図の中央部の白壁に囲まれた建物が御茶屋で、藩主などが参詣する際の休泊所だった。岡山大学附属図書館所蔵の「和意谷敦土山図」（寛政年間、請求記号※Ｔ１１−４７）が原図だと考えられる。この図の四御山・五御山は、現在、六御山・七御山になっている。

作成日:江戸時代

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