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絵図・古地図の楽しみ方

ここでは例としてデジタル岡山大百科の「絵図・古地図」コンテンツを使ってみます。

その1 城下図を見る

まずは、江戸時代の藩主が住んでいたお城の周りに広がる町を見てみましょう。

岡山城下之図
「岡山城下之図」(KM110/24)
※この地図は、上側が南になっています。
《この地図を眺めて》
現在の岡山城周辺と比べて、どうでしょうか?
身分制度の厳しかった江戸時代だけに身分によって住んでいる場所が分けられています。
黄色が武家屋敷、桃色が町人の家や寺社です。

その2 市街図を見る

次に、明治時代の市街図(岡山市)を見てみましょう。

岡山市明細地図
「岡山市明細地図」(KM110/30)
《この地図を眺めて》
岡山県庁や岡山市役所は、今とは違う場所にあります。
また、岡山駅は市街地のはずれにあり、現在と比べて小さかったようです。

その3 国絵図を見る

江戸時代の岡山県は、備前・備中・美作とよばれる国から構成されていました。

ここでは、そのうち、備中に関する国絵図を見てみましょう。

備中国地図
「備中国地図」(KM200/1)
《この地図を眺めて》
現在は陸続きになっている神島が島であったことがわかります。
このように岡山県南部は、興除新田を始め、干拓が盛んだったのです。

その4 備中高松城水攻め関係

羽柴(豊臣)秀吉が毛利方の清水宗治を攻めた有名な故事にちなむ絵図を見てみましょう。

備中国高松水攻之図
「備中国高松水攻之図」(KM391/8)
《この地図を眺めて》
高松城の周囲を囲んでいる様子がよくわかります。
また、足守川をせき止めて作った堤防が城を囲んでいる様子もよくわかります。

その5 錦絵を見る

最後に錦絵と呼ばれる多色刷りの版画を見てみましょう。

岡山城内博覧会図
「岡山城内博覧会図」(KM110/8)
《この地図を眺めて》
人々の服装に注目してください。
明治時代に入っても多くの人は、和服を着ていました。来場者の数からも当時も今も博覧会は、人々の関心を集めるところであったようです。
また、錦絵の左上には、築城以来の岡山城の由来が書かれています。