岡山県が神社の由来を書き上げた記録。「延喜式内之部」・「国史見在之部」・「式帳国史外古社之部」の3部に分類され、13社の由来が書き留められている。「延喜式内之部」には御野郡小畑町(現岡山市広瀬町)の伊勢神社、児島郡田之浦町(現倉敷市下津井田之浦)の田土浦神社、御野(オンノ)郡田住(タジュウ)村(現岡山市奥田)の石門別(イワトワケ)神社、御野郡大供村(現岡山市大供)の石門別神社、御野郡津島村(現岡山市津島西坂)の尾針名真若比女神社、御野郡三野村(現岡山市三野)の天神社の6社。「国史見在之部」には磐梨(いわなし)郡弥上村(現熊山町弥上)の見上(みかみ)神社1社。「式帳国史外古社之部」には上道郡宍甘(しじかい)村(現岡山市宍甘)の往来(ゆきき)神社、邑久郡浜村(現岡山市西大寺浜)の豊原角(とよはらすみ)神社、邑久郡福山村(現邑久町福山)の□(ヒ)爪神社、邑久郡円張村(現邑久町尾張)日佐(ひさ)神社、邑久郡長沼村(現岡山市長沼)豊原南嶋(とよはらみなみじま)神社、児島郡玉村(現玉野市玉)玉比〓(たまひめ)神社の6社がとりあげられている。(文責:岡山県立図書館)
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