毛見（けみ）（検見）法について考察した２編の著作を併せて「毛見法令考　全」と題したもの。巻頭に「原田蔵書」印、「塚本家蔵図書」印が押されている。前半は「高」と「免」の違いの考察から、毛見跡見の例、検地のやり方など図を挿入して解説したもの。作者、成立年代不明。後半は異筆で、「毛見法令考増補」と題し、検地の歴史、地方における具体的な検地の方法、用語の解説などをまとめている。作者不明。「旧藩農民救助ノ方法」などの語、文字から、成立は明治時代以降と思われる。（文責：岡山県立図書館）

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