もとの表紙に「万延元年　申十月　当申歳壱ヶ年定式　岡伊八郎扣（ひかえ）」とある。万延元年（１８６０）１０月に岡伊八郎が控えとして書き留めたもの。横帳。津山藩領内での、役人廻村・宿泊の費用、人足賃、普請見分の費用、万人講出役などの経費について、領内全体で負担する大割にするか、大庄屋構の村々による構割か、村請にするかなど、支出の仕方や、飛脚賃米・状持の賃米の額などの定めを書き留めたもの。本書は、のちに表紙を付け、「万延元庚申年津山藩定式文書　大庄屋格中庄屋岡伊八郎氏信」と題して竪帳に仕立てたもの。（文責：岡山県立図書館）

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