邑久郡和田村（現長船町飯井）の三宅（児島）高徳（たかのり）屋敷跡を検証した記録の写し。写された年代は明らかでないが、用紙は岡山県立図書館の罫紙。表紙に「慶応二年（１８６６）九月　邑久郡和田村高徳屋敷跡　平賀元義書」とあって、平賀元義（１８００〜１８６５）が書いたものを写したと考えられるが、平賀元義は慶応元年（１８６５）に没しており、「平賀元義書」が正しいとするなら、「慶応二年」は誤りか。宇喜多氏の系図、寛文年中（１６６１〜７３）に発掘された刀や鏃（やじり）の図、発掘場所の略図などが綴じられている。「邑久郡和田村高徳屋敷跡」（ＫＷ２１１．１／１Ａ）には「原本ハ池田侯爵家ニアリ」と注記がある。（文責：岡山県立図書館）

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