「美作国郷村支配記　一」は、津山藩森氏が断絶した元禄１０年（１６９７）以降明治５年（１８７２）に至るまでの美作国内の所領の移り変わりを、３６名の領主ごとにまとめて記したもの。「美作国郷村支配記　二」は、鎌倉将軍以降、森氏、森氏国除後の３部に分けて、美作国内の支配の移り変わりをまとめたもの。２冊とも草稿本と考えられるが、作者、成立年代とも不明。池ヶ原（現津山市池ヶ原）の大岡家資料中の１冊であることから、大岡家の誰かの手になるもの。地方政治家・郷土史家大岡熊次郎（１８４２〜１９２０）の筆跡と推測される。（文責：岡山県立図書館）

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