上斎原（かみさいばら）村（現苫田（とまた）郡上斎原村）ほか７村の鉄山稼ぎと下流３４村との間でたびたび起きた、鉄砂流による濁水問題についてのもめごとを調停した関係文書一括を、のちに１冊にまとめ、「西々條郡上斎原村鉄砂流西々條（さいさいじょう）郡久米南條（くめなんじょう）郡西北條郡三十四ヶ村紛議文書」と題したもの。調停者は中庄屋目木（めぎ）村（現久世町目木）美見徳左衛門、中庄屋池ヶ原村（現津山市池ヶ原）岡伊八郎・菊井京右衛門の３人。安政７年（１８６０）の「鉄砂一件御用留帳」、万延元年（１８６０）の「濁水熟談議定証文」（案）と「濁水熟談議定証文」、元治元年（１８６４）・慶応４年（１８６８）の「濁水熟談議定証文」ほか関係文書多数がまとめて綴じられている。（文責：岡山県立図書館）

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