神力丸漂流についての記録。「漂流記下」（ＫＷ２９９／８／３）のうち、（２）「卯壱番船同三番船日本人連渡候付吟味仕候口書和解」、（３）「卯壱番船同三番船日本人連渡候付差上候書付和解」と同じ内容。天保２年（１８３１）１２月、日本と交易をしていた２艘の唐船の船主が、神力丸の乗組員を乗せて長崎に来航、乗組員を長崎奉行所に引き渡したとき、長崎奉行所でおこなわれた取調べの記録の写し。送り届けることになったいきさつが記されている。ＫＷ２９９／５〜７、ＫＷ２０４／１０の４冊は同じ体裁で仕立てられており、内容は「漂流記上・中・下」（ＫＷ２９９／８／１〜３）とほぼ同じ。「異国物語」（ＫＷ２９９／３）、「漂流記上」（ＫＷ２９９／８／１）の解説参照。（文責：岡山県立図書館）

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