安政３辰年（１８５６）分の児島郡内の「御代官所御勘定帳」・「開方御勘定帳」・「新開方御勘定帳」・「御普請方開御勘定帳」の写本４冊を１冊に綴じ、「御勘定元請帳」と題したもの。４冊とも表紙に「請持三木孫右衛門」とあり、三木孫右衛門が請け持っていた児島郡内村々の収支決算を記した帳面と考えられる。「御代官所御勘定帳」は、児島郡内の村ごとに直高（なおしだか）・高・物成（ものなり）などを石高で記し、「開方御勘定帳」と「新開方御勘定帳」には、各村々の新開地が定米で記されている。「御普請方開御勘定帳」には、槌ヶ原（つちがはら）村（現玉野市槌ヶ原）のみの定米が記されている。巻末には、「御免帳村順」として５２村の名前を書きとめている。（文責：岡山県立図書館）

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