美作国勝南郡池ヶ原村（現津山市池ヶ原）の地方政治家・郷土史家大岡熊次郎（１８４２〜１９２０）が、明治初年の税制に関係する文書をまとめて綴じたもの。中心は北条県時代から岡山県へ移行した時期（明治５〜１０年、１８７２〜７７）のもの。江戸時代の租税徴収制度の雛形（ひながた）、明治５年（１８７２）の太政官布告第６６号及び北条県布達（ふたつ）、明治６年１０月の貢米為替条約書、明治７年の北条県通達類、第１９〜２２区勝南郡村々の金納額、北条県の地租納入督促（とくそく）状、明治９年（１８７６）１月の地券税納入の通達など、幕末・北条県時代の税制関係文書をまとめ、その後へ、岡山県へ移行後の明治１０年（１８７７）の税制に関する太政官布告・岡山県の通達類（いずれも印刷物）を綴じ合せている。（文責：岡山県立図書館）

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