備前国上田村（現加茂川町（かもがわちょう）上田西）の楢崎頼及が、祖父が書き残したものをもとに著したという魔法宮（まほうぐう）（現火雷（ほのいかづち）神社）の縁起話。嘉永２年（１８４９）に出版された版本。天竺（てんじく）与那国（よなこく）の生まれで南蛮船に潜んで渡来した化生狸（けしょうだぬき）が、火難・盗難除け・牛馬の守護神として、加茂川町上田西黒喰（くろくい）の地に、魔法宮と称して祭られるいきさつを記したもの。（文責：岡山県立図書館）

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