池田家の軍役之定の写本が本館には６冊あり、いずれも天和４年（１６８４年）の軍役之定を記している。しかし写本ごとにその構成は異なっている。ＫＷ３９９／５の写本・・・〇軍役之定・旗本之定、それぞれの条文に絵図が入る。〇鴨方藩、生坂藩の旗類、羽織の絵図〇家老・中老の旗類、家老・中老の家老（陪臣）の旗類の絵図。ＫＷ３９９／５の写本は安永４年（１７７５年）に岡惇が写したものである。日置織部、土倉市正、伊木豊後の名があることから寛保２年（１７４２年）から延享４年（１７４７年）の間に作成された写本を底本にしたと考えられる。旗などに色が付けられていない池田志津摩については後から手を入れた部分だと思われる。（文責：岡山県立図書館）

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