備中国小田郡大河村（現笠岡市）の貧しい百姓加兵衛に後妻として嫁した親孝行な嫁「とく」の話。著者は関藤政信。桃季園栗窓の書、法橋湖月斎画で、寛政９年（１８５７年）に大坂の北久太郎町心斎橋筋中沢八兵衛の手で出版された版本。笠岡の祀官で国学者・歌人の小寺清先（１７４８〜１８２７）の序文がある。関藤政信（１７５１〜１８０８）は祀官・医師・歌人。小田郡入田村（現笠岡市入田）から大河村に出、のち吉浜村（現笠岡市）に移り住んだ。（文責：岡山県立図書館）

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