開帳入仏并諸仏事／異宗并類族／勧化説法

（カイチョウニュウブツナラビニショブツジ／イシュウナラビニルイゾク／カンゲセッポウ）

文字

〔製作者不明〕

（セイサクシャフメイ）

　岡山藩領の寺社と寺社奉行との往復文書等諸記録を、部門別に分類して年代順に配列したもの。文化年間に、寺社奉行斎藤清次右衛門（一興）の指導のもと、「寺社留」等を素材にして寺社方が編集し成立したと思われる。以後も明治維新期まで新任が書き継ぎ、事務上の手引きとしたようである。
　廃藩置県の際、岡山藩から岡山県庁に移管された岡山藩文書の一部であり、大正12年以後、岡山県庁から移管され、岡山県立図書館蔵書となった。
　なお、これを池田家が明治10年代に転写して成立したのが、池田家文庫「社寺旧記」である。

　このうち本冊は、寺院の御開帳についての願書や口上書などの記録である「開帳入仏并諸仏事」2冊、キリシタン・不受不施派信者とその類族の処置についての記録である「異宗并類族」2冊、勧化願、宗門往来手形、配札願、托鉢願などの記録である「勧化説法」1冊の計5冊をまとめて合綴し、岡山県が新たに表紙を付けたもの。
　記事の収録年代は次のとおり。
■開帳入仏并諸仏事　享保2(1717)～文化10年(1863)
■異宗并類族　享保11(1726)～天保12年(1841)
■勧化説法　正徳4(1714)～安政4年(1857)
（文責：岡山県立図書館）　

１冊
１５×２０ｃｍ

1717

180:仏教

http://digioka.libnet.pref.okayama.jp/detail-jp/id/kyo/M2005081110115046795