美作国勝南郡池ヶ原村（現津山市池¹原）の大庄屋格中庄屋岡伊八郎時代の、願書・届書の書式の雛形をまとめて書き留めたもの。人の出入に関する願書・届書の書き方２６件、寺社関係の願書と届書の書式１３件が収められている。「諸願届案詞蝶文書　文政壬午年三月　大庄屋中庄屋岡伊八郎氏茂　男熊太郎氏信筆」とある表題は、本書が伊八郎の子岡熊太郎氏信が伊八郎時代の案文を文政壬午年（１８２２）に書き留めたのであることを意味するもので、明治以降につけられたもの。子孫の大岡熊次郎の筆跡と推測される。（文責：岡山県立図書館）

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