御留帳 嘉永七甲寅年　の　１

（オトメチョウ カエイナナコウインネン ショウガツヨリサンガツマデニッキ）

文字

横井璋三

（ヨコイショウゾウ）

２５ｃｍ

横井璋三が自らの周辺で起きたことがらを書き留めたもの。横井璋三は岡山藩家老伊木家の家老伊木正寛に仕えた人物と推測される。ＫＷ０４９／４／１の表紙には「嘉永七甲寅年　御留帳　正月より三月迄日記」とあるが、実際は嘉永７年（１８５４）の正月と２月分しかない。横井璋三が見聞したことがらを、日を追って書き留めたもの。ＫＷ０４９／４／２の表紙には「嘉永七甲寅年　安政元年改元十二月五日　御留帳　八月より十二月迄日記　同二乙卯年（１８５５）三月迄」とある。　日記風の記録である。ＫＷ０４９／４／３の表紙は「嘉永七甲寅年　御留帳　御法令　御触」。嘉永７年（１８５４）に出された備前藩の法令と幕府の触書が書き留められている。ＫＷ０４９／４／４の表紙は「嘉永七甲寅年　御留帳　御行列」。参勤交代の行列の順序、人名などが書き留められている。ＫＷ０４９／４／５の表紙は「嘉永七甲寅年　御留帳　嘉永七年御参府上　安政二年三月御帰路下　御行列」。嘉永７年（１８５４）に参府、安政２年（１８５５）に帰国した参勤交代の行列の順序が書き留められている。ＫＷ０４９／４／６の表紙は「文久元辛酉年七月より同二年至七月　御留帳」。文久元年（１８６１）に横井璋三が仕えた伊木正寛が死去した時の記録である。（文責：岡山県立図書館）

049:雑著

http://digioka.libnet.pref.okayama.jp/detail-jp/id/kyo/M2006092913245354422