小君則　３巻続１巻　の　１

（ショウクンソク）

文字

〔青山　武忠／著〕

（アオヤマブチュウ）

姫井淳写

（ヒメイジュン）

２８ｃｍ

「小君則」は、岡山藩主池田光正（１６０９￣８２）之教えや善行などをまとめた「君則」に対し、鴨方藩主池田政香（１７４１〜１７６８）の言動や教えを家臣の青山武忠が江戸邸でまとめたものの写本。巻之一〜巻之三の３部から成る。巻末に岡山藩の儒者姫井淳（栗谷、１７９７〜１８６７）の跋文がある。池田政香（円海公）は池田光政（芳烈公）の玄孫にあたる。名君として知られ、小烈公と称せられたという。「君則」と同じ様に、書経・詩経・大学・中庸・論語・孟子・礼記などから一節を抜き出し、それに関連付けて政香の言動や教えを記している。「続小君則」は、「小君の利」之続編として著作されたが、文章の体裁は「小君則」とは異なっている。（文責：岡山県立図書館）

156:武士道

http://digioka.libnet.pref.okayama.jp/detail-jp/id/kyo/M2006092915260754457