長州征伐略記　の　１

（チョウシュウセイバツリャッキ）

文字

岡　伊八郎／〔編〕

（オカイハチロウ）

〔岡伊八郎写〕

（オカイハチロウ）

２４ｃｍ

「長州征伐略記」と題する表紙はのちに付けられたもの。中庄屋岡伊八郎時代の資料を、のちに子孫の一人が整理して表題を付けたものと考えられる。岡伊八郎は岡氏信といい、勝南郡池ケ原村（現津山市池ケ原）の人。「長州征伐略記一」は本来の表紙に「元治元年子九月　長州御出勢ニ付夫役一条留帳　中庄屋岡伊八郎留」とある。元治元年（１８６４）の第１次長州征伐のとき、中庄屋岡伊八郎が、掛りの８村（里金井、里中原、池ケ原西・東、福吉村、黒坂村、為本村、畑屋村）から出した夫役の名前、夫馬数、人夫の配置、関係する書状などを書き留めたものの写し。「長州征伐略記二」の表紙には「元治元甲子年十月　長州征伐略記二　岡伊八郎氏信翁記」とある。元治元年の長州征伐のとき出された触書の写し、勅書の請書や奏聞の写し、京都兵乱の様子、京都城代の口達や上意書の写し、長州へ攻め寄せた大名などが書き留められている。（文責：岡山県立図書館）

204:論文集．評論集．講演集

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