明治１３年（１８８０）９月、倉敷の蘭方医石阪（いしざか）秋朗（堅壮（けんそう）、１８１４〜９９）が、自らが編集して刊行していた児島高徳の伝記「児島誌」を改訂して再版した版本。序に、「巌垣先生」の教えに従って、「児島誌」刊行以後の児島高徳の遺聞を加えたとある。下巻の巻末に、江戸後期の儒学者安井息軒（やすいそっけん）（１７９９〜１８７６）の「書児嶋高徳？（へん）字後」と題する一文と、「朝野新聞（ちょうやしんぶん）」に掲載された上野国（こうずけのくに）新田郡（にったぐん）（現群馬県新田郡）の人の文章を加えたのがそれにあたると思われる。（文責：岡山県立図書館）

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