大聖不動明王(沢田摩崖仏)
由緒 岡山市操山山麓の中心に沢田地区があります。
真言宗、恩徳寺(江戸期)には八大竜王が祀られています。
一時期お不動様として大聖不動明王を西の方角に位置する、この場所に移したと言われています。
不動明王はその姿から、恐ろしさを感じますが、悪魔から人々を救済、守ってくださる神で
心優しい神と言われています。
(参考文献 『古代祭祀跡 吉備の「磐座」』)
操山山麓を、西から、東方に細い道をゆくと、民家が途切れます。右側道からいきなり、風雨にさらされたか
歪のある、12段の石段があらわれます。登りきると、何トンも有りそうな磐座が目にはいります。
その右に同じくらいの磐座が横向きに倒れています。おそらく二つに割れたのかと思われます。
磐座と並んで、祠が二祠堂あり、その右に「古立石不動明王」のお堂があります。
畳敷きの所謂拝殿となっていて、祭壇の上にお供え物も見えます。
ガラス越しに見上げると、直角に切り上がる岩肌に不動明王(沢田摩崖仏)が刻まれています。
不動明王(摩崖仏)の足元に一辺、1.5m平方の浅い堀池があります。
恩徳寺の修験者の方が、身体を清めお祈りをされたのでしょう。
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