後楽園用水、ホタルの里
岡山藩主(10代)綱政の時代、後楽園造園にあたり、津田永忠の工夫により約4キロ北の旭川から
祇園分、後楽園用水分と分流して、旭川の水を後楽園内に引きいれた。
これが後楽園用水、竹田、東川原、西川原、浜地区の潅漑にも大変役立ち、四ヵ村用水ともいわれていた。
(参考文献「宇野地区の歴史」)
住民の方からのお話では、古くからこの用水は、稲作は無論、衣類の洗濯、食器、野菜の下洗い等に利用され、
日常生活に深く関わってきました。
この用水の流れを一部、屋敷に取り込み利用するお家もあったそうです。
しかし平成になってから、ガードレールが設置され、同時期に洗い場としての石段が取り壊され
今では、コンクリートの足場はありますが、石段のみの洗い場は珍しくなりました。
後楽園用水の、中流に位置する旭東浄水場、その西側の用水には5月下旬から6月上旬にかけて
毎年ホタルの鑑賞が出来ます。
毎年、高島公民館主催の ホタル祭りが開かれ、各町内のお子さん達の楽しみの一つとなっています。
年々家族連れの姿も見られる様になりました。 |
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