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運転システム
通勤通学として毎日井原線を利用する人にも、観光やレジャーに時折利用する人にも、快適な鉄道であるために3つの安全が休むことなく働いている。制御しているのは日本で初めての線区集中電子連動装置・設備監視装置・PTC自動進路制御装置であり、井原コントロールセンターの中にある。統べる・見る・制御するの3つを統一して運営できるようになっている。
コントロールセンター内の集中制御室
三つの安全  
線区集中連動装置  単線運転である井原線の自動閉塞機能と連動機能・CTC機能を、各駅を通じて一括制御する線区集中連動装置を、荏原車庫の指令所すなわち井原コントロールセンターに配置してある。日本で初めて井原線で採用された装置で、線区全体を駅構内と同様な考えで集中影禦する方式である。非常に保全性の高いシステムである。
最新式設備監視装置 線区全体を光伝送回路で接続し、駅の信号機器の動作状態を集中監視する。軌道回路、転轍機、信号機、踏切、電源など運転保安にかかわるすべての機器についてその動作状態を、リアルタイムにモニターすることが可能になっている。また取得測定値のデーターベース管理により、レベルの高い予防保全を可能にし、保守の省力化に対しても大きく貢献している。
PTC自動進路制御装置 運用ダイヤを能率よく管理する自動進路装置が、能率よく列車運行を制御するとともに、列車異常時にも警報通知を行うことができる。日常の運転指令業務が自動化され、またダイヤのスジ表示、運転整理などサポート機能を行うだけでなく、接近放送、案内表示機制御などもできるようになっている。 

先端技術を支える人々 
         
優れた安全システムはそれを運用する人々、システムが正常に動くための基礎的施設や路盤の整備が欠かせない。
井原鉄道は総務企画部と運輸部からなり、運輸部は運転関係、駅務関係、車輌関係、施設関係で全体のシステムを運用している。
今回のホームページを制作するに当たり、施設課ほかの方々にお話を聞き、また見学をさせてただいた。運転士の方数人ともお話をさせていただいた。それらの人々の役割がシステムを支えている事を実感した。

システムの円滑に欠かせない保線作業 技術を統括するコントロールセンター

 
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